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2016-06-27 22:18:36EVOCカンファレンス2016 in HAKONE(2016.5.21)  午後の部 その2

EVOCカンファレンス2016 in HAKONE(2016.5.21)  午後の部 その1 からの続き

 

普通充電(200V)の普及、各自治体での補助について

桑原)

 宿泊施設での普通充電が、意外と進んでいない雰囲気がしておりまして、これは是非進めたい。今後50kWh などのEVが増えてくると、宿泊設備での充電が有効となってくるだろうなあと感じています。

 宿泊設備だけでなく、長時間滞在の施設ですね。温泉ですとか、ショッピングセンターや、映画館みたいな、3,4時間滞在するところなど、空港なども必要になっていくだろう。もちろん駐車場も含まれるのですけれども、今後の自治体さんの動きを期待したいと思っています。

 国としては、普通充電の今後の補助というのは、あんまり無いような感じになっていますよね、今年の予算のなかには、普通充電の補助とは含ま    れているのでしょうか。

 

鈴木)

 普通充電にも予算を十分に含んでいるつもりです。集客施設など使われているところ、入れることによって利便性が高くなるところを中心にと思っています。

 

桑原)

 例えば、ホテルなど宿泊客用で、少数の補助、たとえば、口数が3口とかの普通充電の設置にも可能ですか?

 

鈴木)

 申請を閉じることはしていないです。ただ、規模というのは、設置する充電器の数というのではなく、その施設そのものが受け入れられる駐車場数、ないし、どれだけ多くのお客さんが入るかどうかというところから考えるべきだと思っています。たとえば、駐車場施設のマスが10しかない旅館と、駐車場マスが300あるホテルというところから、普通充電器1基の申請が仮に出てきた場合は、どちらを選ぶべきなのかというと、当然、数が多く使われるであろうというところから選んだ方が、将来のEVの普及につながるだろうと考えられる。

 

桑原)

 自治体さんとしては、その辺の補助を今後されるとか、推進されるとか、施策とか持っていないのでしょうか。

 

神奈川県)

 昨日、丁度、関係の国の方の説明会を別の人間が受けてきて、その内容を聞いていないのですが、県単独では、設置に対する補助はしていないところが正直なところです。

 

司会) ほかの自治体さんはいかがでしょうか?

さいたま市)
 さいたま市では、過去、23年度から25年度くらいまで、充電器の補助は2分の1国から補助を受けていました。充電器自体の補助、単独の補助とはやっていないのですが、現在、市内の充電器は121か所1166基とかなりの数が進んでいます。一方で、これからは、充電器を設置するだけでなく、自然エネルギー有効活用ということで、充電器+太陽光と蓄電池とセットのものについては、今も補助をやっておりますので、宿泊設備に直結する補助かどうかはありますが、商業施設で活用できる制度を継続していきます。

 

兵庫県)

 淡路島では、国の補助金の対象にならない、例えば、企業さんの駐車場とか、設置する場合に単独で補助金をだしていましたが、申請があったのが1件だけでしたので、今のところ、無くなりました。稼働率自体がいいところと悪いところと動いていないところがあるようですが、今のところは、充電器だけの補助は、まだ考えていない。企業のみなさんが独自で、国の補助金を使いながら設置しているというのが現状です。

 

小田原市)

 さすがに市町村レベルでは、補助というのは難しい状況です。昨年だと、JTBだとか国の補助金がございますので、もし、業者さんから設置したいというご相談があれば、対応したいと考えています。

 

司会)

 イオンの大きいところでは、さいたまの富士見というところに急速4台、普通4台あるのですが、普通から埋まっていきますよね。ショッピングモールという特性なのですね。急速だと、あわただしくて、充電器まで帰ってくるのが大変。建物から一番近い普通充電場所をとるというのを趣味にしておりまして(会場 笑)、タダですし。

 

EVOCメンバー)

 大型ショッピングセンターとかで、10数基、場合によっては100基近い普通充電器をつけますようと聞いたことがありますが、実際、設置したのはいいものの、受電容量が追いつかなくて、たとえば、100台分あるのに、使えるのが60台分位しか使えないと聞いたことがあるのですが、使えないのに補助金っていいのかなと思っているのですが。

 

安川)

 一つの事例として、六本木にミッドタウンというところがありまして、そこには125基ありまして、実際には対応電力は8基分の容量しかありません。24kWの配線で用意されている。実際普段使われているのは2,3基となります。

 

司会) 6基より増えている場合、前の充電が終わると、自動的に始まるというシステムではないですか?

 

安川) それは、聞いてみないと分からないです。

 

EVOCメンバー)

 イト―ヨーカ堂で聴いてみましたが、ちょくちょく充電器を見にきて、動けば充電できるし、ダメだと出直してきてくださいということでした。

 

司会)

 今、問題となっているのは、普通充電器の口数と、補助金の金額の兼ね合いとおもうのですよ。100台分の補助金がでるのか、それとも実際使える8台分なのか、その辺どうなのでしょうか?

鈴木)

 補助金の額としては、設置した充電器数に対して出ています。今年度からは基数の制限をしています。333台くらいまで1基、それを超えないと2基つけられないとしています。大体利用率を考えると、それくらいの基数で適当ではないかと思われます。先の3月に取りまとめた報告書において、EV、PHEV を2020年に6 000万台の乗用車の保有台数に対して、70万台から最大で100万台を目指したいと言っています。それを割り算すると、最大1.5%位です。

 大規模商業施設での、駐車場の稼働率、土日はそうでないといいますが、開店時間で総合すると、30%くらいの稼働率となっていて、さらにそれを乗じて計算しています。

 最大限使われる頻度を見越して、最大の充電器基数に補助するというのは、お金の使い方としてはもったいない部分があると思います。最低限の基数を設置の後に、利便性が向上して、かつ、それ以上ユーザーが施設に対して充電器が欲しいという声が上がれば、その後はそのお店自体が補助金に頼らずに投資すべきものというものであります。あくまで、充電器の補助金という考え方でいうと、初期導入の段階においては、より普及しやすい環境、広く薄く整えるという考え方に沿っています。

 今年度については、先ほどお話ししましたけど、充電器に対しての補助金総額は25億と、額だけでいうと下がっていますが、今ついている充電器を25km~50kmの円周で日本全国を描いた時にできる円が重ならないところ、すなわち充電器の空白地域を中心に電欠をしにくいように急速充電器に関しては最適配置をめざし、普通充電器に関しては集客施設を中心に利便性向上の観点ですすめることで、より重要な施設に優先的に設置が進められるのではないかと考えております。

 

急速充電器のお値段は?

 一方では、みなさんご存じかと思いますが、急速充電器に詳しいという方に、質問したいのですが。本体価格はいくらくらいだと思いますか?山形のかた?(会場 笑)

 

山形から来たEVOCメンバー)  本体は100~150万円で。工事費は別です。

 

鈴木) 工事費はいくらだと思いますか?

 

EVOCメンバー) 200万くらい

 

鈴木) 

 平均的に使われている補助金除いた額は、認証課金機つきで、220万円。工事費が280万円。会わせて500万円するんですね。それから、年間の保守量は、最多価格帯は、いくらだと思いますか? 

 

EVOCメンバー) 50万円くらい?

鈴木) 40万円なんですね。それ以外に通電の電気代いくらくらいですか?

 

小野)

 一番利用回数が多いところで120回位、特例だと一か月2万5千円。一番安い一段階で19円です、第三だと33円ですね。動力を使っていると、基本料金は2万5千円くらいで、使用料は17円とか18円位かかってくるんで、たくさん使ってもらえば動力のほうが最終的に安くなりますが、150回くらい使ってもらえないと合わないですね。

 

鈴木)

 先ほど話がでていました、今度、箱根町の道の駅につくという充電器、いくらだと思います。

 

EVOCメンバー) バッテリーが付いているので、400万~500万円。

 

鈴木) 販売価格が560万円程度です。

 

EVOCメンバー) 補助金がでるから、定価販売されることはないですか?

 

鈴木)

 そういった側面もあるかもしれませんが、将来的減っていくことになります。補助金があったことで、たくさんついたというのはこの3年間の話だったんですね。利便性を向上させるために、場所を問わない形でやらざるを得なかったというのが実態だったと思います。よって、NCSの補助スキームというのは、1/3、および、8年間のランニングコストというのが平成24年度補正と連動して、2014~2015年の2月とか3月まで設置されたのは、一定の条件はありましたけれども、実質0円で付いた。去年、さらに、空白地域を埋めるべく、道の駅を中心にいろいろ設置がすすみました。おそらく、自動車メーカーも含め、ある程度設置できたと認識されています。

 今、お話しがあったとおり、補助金があることにより、弊害というのが実際出てきていると感じています。よって、徐々に補助金の額を下げざるを得ない、下げた方が現実的なところに行く。一方、補助金なしだと全くつかない可能性がある。つくとすれば、普通充電器とすればまだ、可能性が非常にあるのではないかと思っていますので、今後は、普通充電器というのがついていく現実的な解として、出来れば今の3kWという出力でなく、6kWのような2倍になるタイプが、これからできるならば望みたい。

 一方、高速道路の急速充電器は足りないとおもいますか?

 

EVOCオーナー)

 東北自動車道路では、いま、宮城の須郷から上、いままで空白の地域に今年度つけるとアナウンスされていますが、それは歓迎です。

 

高速道路の充電器のお値段は?

鈴木)

 12月くらいまで、今の予定のところは北海道の一部を除きほぼ70km~最大100km圏内で充電器が設置される予定ですが、その北海道を中心に、まだ、距離を埋めるために不十分なところが残っているので、使用率が少なくても、つけていくことが望まれています。

 さて、高速道路の充電器は1基いくらくらいすると思いますか?

 

EVOCメンバー)

 屋根がかなり頑丈なので、多く見ても700万~800万円かかる。

 

鈴木)

 工事費を含んでその5倍程度かかるんですね。それくらい費用がかかるにもかかわらず、高速以外での利用料金と同じになっているので、仮に補助金が無い場合であれば、今の利用率から逆算すると、3000円もらわないと赤字になる計算と言われています。それくらい高速道路SA・PAへの充電器の設置はお金がかかるんです。したがって、みなさん、ありがたみをもって利用していただきたいです。(会場 笑) それと同時に、あんまり使いすぎると壊れてしまう、壊れてしまうと修理費がかかってしまう。高速道路というのはある、ユーザーにとっては利便性が高いのは間違いないと思いますが、本当に維持すべきというためには、高速道路における利用料金というのは高速以外とは違う形の料金体系にしないと、存続に影響が出るものだと思います。

 

EVOCメンバー)

 青森のディーラーさんや、ユーザーさんからは、「なんでこっちさねえんだ」と。

 

鈴木)

 青森は、そのうちやってきますので。もう少しお待ちいただければ、青森中心に、急速充電器を設置するというのは、自動車メーカーさんの尽力があったということが背景にあります。そういう風にご理解いただければと思います。

 

司会)

 折角、充電器メーカーの東光高岳さんもお見えになっていますので、充電器の現状と、今後の展望をお聞かせ願えれば。

 

東光高岳)

 今日は、個人で参加させていただいております。高速道路とか、コンビニとかでお使いいただいておると思いますが、弊社の充電器のここが悪い、ここを直してほしいなどの生の声が聞ければ良いなと思って参加させていただいております。将来の展望ですが、個人的な見解も、はいっておりますので、この会の冒頭でお話しされていましたが、ご批判はなしでお願いします(笑)

 急速充電設備は50kWまで、何種類かラインナップしておりまして、高速道路に関しては、時間優先で、容量が大きいものを入れさせていただいておりますが、コンビニさんについては、ちょっと小さい20kWがメインです。容量については、ご家庭でもそうですが、電気の基本料が50kWですとかなり高く、20kWは安くないですが、抑えられる。利用回数とサービスの提供のバランスをみて、設置者様が、どのように負担を考えてかというところで、たぶん容量を選ばれているのではないかと。

 充電器メーカーとしては、EVを利用されている方が、快適にお乗り頂くための、インフラ整備する側ということになるので、クルマメーカーさんと強調しながら、さらなるサービス向上を目指していきたいと思います。

 東光高岳なりに言いますと、電気の設備をやっている地味な会社で、変電所とか、発電所とかに入れる特殊な機械を生業としている会社です。電気では得意な会社ですが、特に大事なのは安全性ですね。感電や、大事なお車が壊れるなど、そうういことが無いように、安全なモノづくりを心掛け、製品の安全性でもって、みなさんに寄与できるように、日夜頑張っております。

 

桑原)

 たしかに、コストパフォーマンスという意味で、20、30kWが必要と思うのですが、利用率はいかがでしょうか?我々中速と言っていますが、中速でも十分利用されていますでしょうか?

 

 

 

 

東光高岳)

 私どもは正直申し上げて、設備を売っていて、サービスを提供しているものではないので、通信メーカーさんや設置事業者さんに聞かないと分からない、情報を共有できていない現状があります。ちょっと前までは20kW、その前からは自治体さんから50kWとか大きいものをお使いいただいていることが多かったですが、また、その容量が大きいもののお問い合わせが増えていると、営業としては感じております。

 

桑原)

 実は、NCSさんをこの場にお呼びして、我々の意見を本当はお聞きいただきたいのですが、リーフオーナーの入れ放題のプラン(スタンダードプラン)の方は、それほど気にされないと思うのですが、時間課金をしている方から見れば、中速というのは甚だコストパフォーマンスがわるくて、高いことになるわけです。NCSさんは、その辺を、まったく無視していて、同じ料金にしているのですけれども、充電器メーカーさんはその辺はどうお考えですか?

 

東光高岳)

 電力会社以外が、使った分だけの量を請求できないという仕組みにはなっているので、それをご理解いただいたうえで、同じ30分でも、20kWと50kWで電気の流れる量が違うので、費用に対する対価となっていないではないかといことが根っこにあるのだと思いますが、そういう問題意識はあると聞いております。そこは、日本充電サービスがやるということでもなくて、電力として、電力会社以外がちゃんとしたメータで測らないとお金を請求したらだめなんだという根本的な話があり、そこから見直さないとダメじゃないかという気が個人的にしている。

 

EVOCメンバー)

 一点お尋ねしたいことがあるのですが、急速充電器を取り扱って5年6年近く、試験段階から携わっているのですが、雨の日の急速充電のことですが、全天候型ということで安全装置が入っていると思うのですが、経年劣化してきたソケットのところで、本当に雨が降ったときに大丈夫なのか。ある道の駅では、雨の日の急速充電はさせないというところもあるのですが、メーカーさんとしては、絶対保証なのかどうかというところをお聞きしたい。

 

東光高岳)

 絶対保証といわれると、非常に難しいところがあります(笑)。まず、感覚的な話で申し上げますと、バッテリー側というのは最大で50kWですけど、500Vの電圧で最大125Aという凄い電気が流れています。何かあったら、人体に影響する凄い電気の大きさだということをご理解いただきたい。ソケットの勘合の所はCHAdeMO協議会で、しっかり考えられていて、勘合することで電気的な絶縁性をつくられて、安全を担保している。それから、QCと車両のほうですが、業界用語で、電子地絡とか直流地絡と言っているのですけれども、電気のプラスと大地と、それから、マイナスの電気と大地間の電気の量をバランスで見ていまして、そこに流れる電気を、急速充電器側できっちりみていて、それを検出すると、遮断をするという作りにはなっている。

 

EVOCメンバー)

 スタートボタンを押したときに、最初の「試験中の時に、何か異常があった時に、飛ぶということですか?

 

東光高岳)

 バッテリーに繋がっていない試験中の時に、絶縁性のチェックを事前に確認していますが、充電開始した後も、ちゃんとプラス対地、マイナス対地っていっていますが、そこに流れる電気の量をみていて、ちゃんと安全を保たれています。それは、急速充電器各々の規定でなく、CHAdeMOという規定できっちり決められている。

 

EVOCメンバー)

 コンビニで30分の充電するとき、表示が31分からスタートして、停止するときはのこり1分ですが。

 

ミントウェーブ)

 急速充電器の保守をやっているミントウェーブです。あれを管理されているのは、ジャパンチャージネットワークさんからの指示です。JCN仕様では、横の様に充電コントローラーがついていますが、それが充電時間を管理していて、30分で止めるというのは、コントローラーで、充電器はやっていない。

 何も設定していないと残り時間が60分になってしまい、その表示では苦情があったので、JCNが31分と充電コントローラーより長めにしてくださいということです。

 

EVOC 社団法人化に向けて・・「充電マナーの向上」を啓蒙

司会)

 最後のテーマですが、充電マナーについていろいろ話をして言いたいと思いますが、いろんなマナーの話がありますが、この様なものが提唱されていますのでご紹介します。

 

桑原)

 ドリームデザインの石川さんが提唱して、打ち合わせをしながら、このようなサイトを立ち上げているのですが、私が、石川さんと話をしている中で、充電マナーの10個の法則を書いたのですが、あまりにも長すぎて、これじゃわからないということで、そのなかからある程度抜粋して、わかりやすくしたのがこれです。

 

 5分前に戻ろうというのと、80%で行こう、忘れずに整頓しよう! 3つのキーワードで啓蒙しているのですが、こればっかりじゃないよとおっしゃる方もきっといると思うのですが、長くすればするほどわかりづらくなるということで、その中からもっとも重要な3つを掲載して、みんなに充電マナーを守ってもらおうということなんです。80%充電で行こうといったら、冬場80%までやったら、60分かかるよとクレームが入って、そこまで説明をつけてやると細かくなるので、まあ、8割でやめてくださいねと、こういうサイトを立ち上げていますので、みなさん拡散していただいて、マナーの向上を図っていきたいと。

 ここで、マナーの話をし始めると、夜までかかってしまって面白すぎちゃうので、簡単にまとめさせていただきますと、EVOCは近々に社団法人化しようと考えておりまして、そこでの一番のミッションを「充電マナーの向上」として、EVOCの名前で啓蒙活動していこうと考えております。

 マナーですから、(感じ方は)個人差があるのですが、何が問題かというと、ガイドラインがないというのが問題なのですね。今後、お国の鈴木さんとも協議したり、NCSさんや自治体さんと協議し、ガイドラインを作った後に、「ではどうしますか」といいますと、みなさんが、現場でお困りになっているようなことを最低限しないように、そのハードブックなどのようなものを作って、新車販売時に、販売現場で必ず配ってもらうのが、ベスト、もちろん、こういうサイトを立ち上げようと思っていますけれども、とにかく、知らしめるのが一番であって、みんな知らないから60分やったり、放置したりしちゃうわけです。みなさん新車を買う時に、認識していただければ、さほど問題にならないだろうと、ただ、早急にやらないと、プリウスが一気に売れたら、また、アウトランダーみたいなことになるということが懸念されるので、(急速充電に時間をかけて)長くやろうとする方に、(80%以上は電流が少なくなるので時間の)無駄ですよということを優しくいってあげていただければとなあというふうに思っております。

 

EVOCメンバー)

 マナーもそうですが、(充電器設備の方でも)複数台駐車ができれば、多少、防げることもあるかと思いますが、最初の頃に充電器をつけた時は、(i-MiEVしかなくて、クルマの)規格が軽自動車だったがゆえに、その後リーフが入れないなどがあったと思うんですよね。

 もう一つ、待機場所でもコードが届くようにしておれば、充電待ちでかち合っていても、抜き差しだけで、直ぐテレコでいける(交替できる)。補助金の基準に、設置するさいに複数台駐車を条件にするなどすれば、少し、回避できることではないか。

 

鈴木)

 待機スペースへも一部補助をするとかはしています。

 

小野)

 待機場所も、そうですが、充電器を挟んで、両側に待機スペースの取り方が最近増えています。

 

桑原)

 マナーという問題は、システムで解決するとよく言われていますよね。ガンを3つつけていれば、テレコできるじゃないかと、いろいろメーカーさんも研究されていると思うのですが、それよりなによりも、みんなのマナーというのが、第一だとおもうのですよ。

 やはり、「みんな気持ちよくEV乗ろうよ!」という雰囲気が大事と思っています。そのような啓蒙策を、新しい社団法人ができましたら、今後EVOC中心に活動を進めていきたいので、みなさん、ご協力お願いします。

 今回、トヨタさんはこなかったのですが、今、トヨタさんにアプローチしようとおもっていて、充電プリウスを売るときには、「必ずマナーを啓蒙してください」と最初にやっておきたいなあという風に思います。

 具体的には、マナー向上委員会というのを出していくんですけれども、自治体さんからもそういった、ご協力をいただくことはできますでしょうか。

 

神奈川県)

 もちろん、普及に、だって、このような会合の内容を発信される、それから、その次のステップということで、是非、前向きにということです。

 

さいたま市) 是非、ご協力させていただきたいと思います。

桑原)

 兵庫県さんも、小田原市さんにもご協力いただきたいと思います。もちろん、鈴木さんにもご協力いただきますが。今後、どんどんこのような問題が大きくなってくると思います。ご意見はたくさんあると思いますが、どうぞ、よろしくお願いします。

 

司会)

 EV屋台に次いで、世界で最もコアな話ができる電気自動車の集まりですので、来年は、是非メーカーさんに来ていただきたいと思います。EVOCサイト上でも、いろんなご意見を出していただくなり、来るべき法人化というのもありますので、みなさまからのお知恵を拝借し、EVの普及と、様々の問題の解決を目指していきたいと思います。

 それでは、参加の自治体のみなさま、経産省の鈴木さん、安川さん、小野さん、東光高岳さん、ミントウェーブさんにもご参加いただきまして、また、内田さんにもいろいろお伺いしましたけれども、これから4時までは名刺交換など、個別に情報交換をしていただきたいと思います。

 本日の、2016EVOCカンファレンスですが、これで一旦閉会とさせていただきたいと思います。皆様、どうもありがとうございました。

 

以上

 

文責 EVOC 報道担当 藤田和弘

 

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