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かなそにっくさんのBlog

Hx 上げる運転と保つ運転 2020-10-14 23:09:41

10万キロ目前でセグ欠けして1週間。あれほど気にしてたSOHの85%をあまり気にしなくて良くなったこともあり,他のことを試してみています。

 

ZE0乗りの方ではもはや有名な話,回復運転。
充電直後に,連続走行でアクセルのオン-オフを繰り返すいわゆる「振り子運転」でHxが徐々に回復するという現象です。セグ欠けするまでは85%を割り込まないようにQCやLCのタイミングと乗り方に気をつけてました。

この回復運転,大きな回生又は放電の際にその電圧と電流の変化からHxを算出して補正しているような感じです。
逆に言えば,放電-充電をあまり変化させなければHxがあまり変動しなくなるのでは?と思いこの2,3日検証してみました。

 

これはいつもの乗り方。

1日の中でHxが73.7~74.5と変動しています。後半で急にHxが上昇しているのは,帰り道の途中でQCしたので,ここぞとばかりにHxを上げようと振り子運転して,強引に数値を上げているからです。

 

 

これは今日。気温やバッテリー温度にあまり大きな違いはありません。強いて言えば今日のほうが少し温度が低めです。

往路は多少変動していますが,復路はほぼ一定。しかも変動の幅は74.64~74.86の僅かな範囲。

 

何を意識しているのかといえば,パワーメーターを大きく変動させないこと。すなわちアクセル開度を大きく変化させないことです。振り子運転の全く逆です。平坦な部分では開度一定。上りでは緩やかに開度を上げて速度を維持。下り坂も開度を調整しながら急激に回生させないこと。もちろん,周囲の迷惑とならないよう流れを意識するのは大前提。

毎日の通勤片道72kmのうち,60kmはバイパスと自動車専用道でほぼノンストップ。比較的アップダウンが少ないので,こんな検証ができました。少し多めの車間距離が必要になるので,ゴーストップの多い街乗りでは難しいですがバイパスのような道を走ることの多い人には,Hxを変動させない運転と言えるかもしれません。

 

これまではHxを上げるために普通充電直後の朝の往路や,帰りのQC後には振り子運転するような癖が付いてしまっていましたが,そもそも急激な充放電を頻繁に繰り返すことが電池のためになるとは思えません。QC後のHxを上げるチャンスを逃すような感じで,ちょっともったいない気がしたりもしますが,化学的な意味で電池に優しい運転は,やはりアクセルのオンーオフを頻繁にしない運転なんでしょうね。


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